レズ 出会い

レズの悩みはシンプルそれでいて深刻!

レズの悩みは、シンプルです。

「出会い」「受け入れ」「持続」に尽きます。

シンプルですが、レズにとっては深刻な悩みです。

ユキも出会いを求めてレズのサイトに登録をしています。

掲示板を見てはメールも送ります。

「この人なら」とメールを送信しても返事がないこともあります。

同性愛者というノーマルな人からすれば特殊な自分は好きな人と出会うこともできないのかと落ち込むことも屡々です。

ユキの周囲にいる人たちはユキが「レズ」だとは知りません。

小柄で可愛いユキを男性も放ってはおきません。

男性から街で声を掛けられることは珍しいことではありません。

そんなユキには、心から望む女性との出会いがないのです。


出会いは突然始まるもの!

そんなある日、ユキのメッセージを読んだという女性からメールが届きました。

「一度会って話してみたい」と書いてありました。

ユキは「会いましょう」と返信しました。

二人は原宿で会う約束をしました。

二人はお互いの悩みを話し意気投合しましたが、ユキは心配でした。

この人もきっと自分を受け入れてくれないのでは・・と、楽しかった分余計に寂しさを感じていました。

お互いに遠慮してしまいがち!

ユキは自分からその女性にメールを送信することを控えていました。

数日が過ぎ、あの女性からメールが届きました。

「私のこと、嫌いですか?」と一言だけのメールでした。

彼女も自分と同じ心配をしていたのです。

ユキはメールではなく、彼女に電話を掛けました。

同じ心配をしていたこと受け入れて貰えないのではと心配をしていたことを彼女に思いっきり話しました。

女性も話を聞きながら「私も同じ」を繰り返していました。

二人は恋人同士の関係になりました。

二人は口にはしませんが「いつかこの人は私から離れていってしまうのではないか」という不安がそれぞれにありました。

いつまで「持続」できるだろうという不安がレズにはあるのです。

男女の関係も同じかも知れませんがレズの悩みは深く深刻です。

関係が深くなるほど悩みは大きくなっていきます。

これから先「二人で生活を共にしていくことはできるのだろうか」「一人での生活に戻ってしまうのか」心配は尽きません。

ユキは女性に「一緒に暮らしたい」と話しました。

女性もこのとき大きな悩みを抱えていたのです。

女性は「自分の子どもを持ちたい」と考えていたのです。

この女性は人間的に好きになれる相手であれば男でも女でも性別はどちらでも構わないのです。


心のどこかに不安はあるけど!

ユキはショックでした。

「ああ、やっぱり・・」と涙が頬を伝いました。

女性からメールが届きました。

「ユキと一緒に暮らしたい」と。

ユキは信じられませんでしたが嬉しかったのです。

すぐに女性から電話がありました。

「ユキが一番大事」と。

女性同士の関係は希薄になりがちです。

ユキは女性との関係を不安に想いながらも大切にしていこうと心に誓いました。

出会いがどう展開するのか誰もわからない!

どうなるのかわからないという恋の悩みは誰もが経験したことがある思いでしょう。

それがレズでの出会いでも同じですね。


レズである方が、女性を好きになるということは自然の流れですが、相手にとってはそういうわけではないということもあり得ます。

不安に思うことが普通の恋愛よりも多くなってくるのは当然のことでしょう。

どうしても遠慮してしまうものです。


考えれば考えるほど、不安は出てきますし、関係が深くなればなるほど、また心配事は増えていきます。

人と人が愛し合うのに、どうしてここまで悩まなければならないのでしょうか。


自分らしく生きてみるのが人生!

2人だけの秘密、なんて言ってられないのがレズの世界でもあります。

いずれ、現実と向き合う時が来るのを知っています。

それでも、今を生きることも大事なことですね。


どんな人生も悩みはあるものです。

そう考えれば少しは楽になるかもしれません。

自分の気持ちを抑えてつまらない人生を送るよりも、自分の気持ちに正直に生きて悩む方が、きっと悔いのない人生になるはずです。

もう迷ってなんかいないで、自分らしく生きてみてはいかがでしょうか。




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